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ソフトバンクG株・サンバイオ株 急伸と急落から学ぶファンダメンタル投資

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ソフトバンクグループ株価 (出所:ヤフーファイナンス)

 

 

ソフトバンクGの株価が急伸しました。好決算と自社株買いの発表が好感されました。

2018年12月までの9か月間の決算は、この時期として過去最高となりました。売り上げは前の年の同じ時期に比べ5.2%多い7兆1684億円、最終的な利益は51.6%多い1兆5383億円でした。

 

また、6000億円を上限とする自社株買いの実施を発表しました。規模は過去最大で、自社株買いの実施はおよそ3年ぶりです。期間は2月7日から2020年1月31日までで、取得資金は通信子会社ソフトバンク上場による手取金の一部を使う予定です。

 

孫正義社長は、負債を除くソフトバンクGの保有株式価値が21兆円に対し、現在の時価総額は9兆円で安すぎると、記者会見で発言しました。これは以前から言っていたことでもあります。去年の時点で「売りか買いなら、買い!」と発言していたと記憶しています。そして今回の自社株買い発表となりました。この自信も投資家からしたら好感だったと思います。

 

国際情勢の問題に加えて、サンバイオ株が急落した、いわゆるサンバイオショックで市場に不穏な空気が流れていた中での株価の急伸で大きな注目を集めています。

 

サンバイオ株価(出所:ヤフーファイナンス)

 

 

さて、これらの株を買っていたら、売っていたらみたいな話をする気はありません。

 

今回の急伸や急落から学べることをしっかりおさえていきましょう。

 

様々あると思いますが、今回のことからファンダメンタル分析の方法については、ひとつ学べるところがあるように思います。

 

具体的にいうと、企業がどのような資産を保有しているのかをみることと、資産から生まれるキャッシュフローを考えることの重要性についてです。

 

以下、具体的に述べていきます。ちなみに、長期投資をやるうえでは、ファンダメンタル分析のスキルは優先的に学びたいものです。

(それに関してはこちら→ファンダメンタルを先に学ぶ理由 失敗しない長期投資

 

 

資産からのキャッシュフローに着目!(ファンダメンタル分析)

 

 

 

ファンダメンタル分析の基本をおさえつつ、話を進めていきます。

 

ファンダメンタル分析

 

ファンダメンタル分析とは

財務状況や業績をもとに企業のもつ本質的価値を見極めること。

 

ファンダメンタル分析は、現在の株価がその企業の価値や成長性と比べて、割安か割高かを判断するときに使います。

長い目で見たとき、その企業は成長するのか、あるいは今後も安定的に収益を出し続けるのかどうかを見極められれば、長期投資をするうえで圧倒的に有利になります。

 

 

利益の分析

 

企業の価値や経営状態を把握しようと思ったときに、その企業の利益に注目するのは自然です。その企業がたくさん利益を上げていたら、その企業は調子がよさそうだと、だれだってわかります。

 

企業の利益に着目した指標として、PERがあります。

 

PER(株価収益率)=時価総額÷純利益

PER(株価収益率)=株価÷1株あたりの利益(EPS)

 

つまりPERは、「現在の株価は、一株当たりの利益の何倍まで買われているのか」を示しています。

PERは値が小さいほど割安ということになります。

 

 

資産の分析

 

企業の価値や安定性を見極めようというときには、資産に注目することも重要です。

 

資産に着目した指標として、PBRがあります。

 

PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株あたりの株主資本(BPS)

 

つまりPBRは、「現在の株価は、一株当たりの株主資本の何倍まで買われているのか」を示しています。

 

PBRは低いほど割安になります。

 

 

また、利益と株主資本の関係性から、企業の収益性をはかる指標として、ROEがあります。

 

ROE(株主資本利益率)=1株あたりの利益(EPS)÷1株あたりの株主資本(BPS)

 

つまり、ROEは株主資本がどれだけ収益につながったのかを示します。アメリカなどでは特に重視される傾向にあるようです。

 

 

負債の分析

 

その企業の安定性や倒産リスクなどを見極めようとするときには、負債がどれだけあるのかに注目します。基本的に借金が多ければ多いほど企業の財務状況が良くなさそうだということはわかります。企業が倒産するのは、借金が返せなくなった場合がほとんどです。そのためみんな、その企業の借金がどれくらいあるのか気になるわけです。

 

財務諸表の有利子負債などをみると企業の借金の状況がわかります。

 

 

キャッシュフローの分析

 

キャッシュフローとは、簡単にいうとお金の流れのことです。企業にお金が入ってくることをキャッシュイン、企業からお金が出ていくことをキャッシュアウトといいます。

もちろん、キャッシュインがたくさんあるのがいいわけですが、キャッシュアウトがすべてダメというわけではありません。例えば、企業の投資などです。企業からお金が出ていくわけですが、これは将来の利益を見込んでいるわけです。

 

ソフトバンクGの企業価値を計るうえでも保有する資産がどれだけのキャッシュフローを生むのかを考慮することは重要です。ソフトバンクというと、通信大手という企業のイメージがありますが、ソフトバンクGは完全な投資会社といえると思います。

アリババをはじめとして、多額の株式を保有しています。これらの資産が大きな含み益やキャッシュフローを生みます。また、2018年末に子会社のソフトバンク(ソフトバンクはソフトバンクグループの子会社です。)の株式が上場されたことで、さらに資金を集めました。

今回の決算で、最終的な利益がこの時期としては過去最高となったのも、おととし、サウジアラビアの政府系ファンドなどから出資を受けて設立した10兆円規模のファンドの投資先であるベンチャー企業の評価益や売却益が増加したたことが大きいです。

企業の安定性は資産でみることができますが、その資産がどれくらいのキャッシュフローを生むのかも考えられるといいと思います。また、すぐにキャッシュフローを生まなくとも、将来的に大きな含み益をもたらすこともあります。企業がどのような資産を保有しているのかも注目すべきポイントです。

資産について考えるときは、ただPBRをみて満足しないようにしましょう!

ちなみに、ソフトバンクGはAI関連の有力成長企業に積極的に投資をしてきています。

 

 

ファンダメンタル分析で投資対象を見つけるときは、ただ業界の流行りや有力商品にとらわれるのではなく、利益やその企業がどんな資産を保有しているか、その資産から生み出されるキャッシュフローにも注目しましょう!

 

こちらの記事も参考にしてください。→簡単にできるファンダメンタル分析 最低限おさえておきたい3つ

 

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