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働くと年金が減る!?支給停止!?年金の減額シミュレーションしてみた。

更新日:

 

 

 

会社員・公務員であれば、毎月の給料から天引きされている年金保険料。給料表を見て、「この分も、もらえていれば…」と思ったことがある人も少なくないと思います。

将来もらえるのだからと納得してがんばるわけですが、なんと年金は退職後も働いていると減額されることがあります(一部もしくは全部)。

 

60歳で定年をむかえても、そこからさらに働こうと考えている人も多いはずです。「そんなこと知らなかったよ…」となる前に、きちんと理解しておきましょう。

 

 

ヒロヤス
退職後も働くと、もらえる年金が減らされるらしい。

 

アミ
え?そうなの?

 

そうだよ。「在職老齢年金制度」ってやつだね。
シン

 

ヒロヤス
どういうものか教えてほしいな。

 

ざっくり勉強してみよう!
シン

 

 

ということで、この記事では在職老齢年金制度について、ざっくりと解説します。

 

 

 

在職老齢年金制度

 

退職後も働き続けることによって、年金が減らされるのは、在職老齢年金制度というしくみによります。

 

 

在職老齢年金制度とは

 

在職老齢年金とは

年金を受け取りながら、厚生年金に加入して働き、一定の所得を超えると、年金の支給が減額または支給停止となる制度

 

「厚生年金に加入して」というところがポイントです。働いていても厚生年金に加入していなければ、減額されることはありません。

また、基礎年金(国民年金)部分は、減額されることはありません。

 

 

言葉を変えて、ポイントをもう一度確認します。

在職老齢年金制度とは、60歳以上で厚生年金を受け取る権利のある人が、さらに厚生年金に加入する条件の職場に勤めた場合に、適用されます。

 

 

お父さんの場合、定年して、今の会社に再就職するなら、この制度が適用されることになるだろうね。
シン

 

ヒロヤス
適用されるのね。どのくらい減額になるの?

 

次はそこを確認しよう。↓
シン

 

 

減額の計算方法

 

 

在職老齢年金制度では、65歳未満と65歳以上で減額される基準額が異なります。その基準を確認しておきましょう。

もし、一回で理解できなかったとしても、先を読み進めてみてください!

 

 

年齢 減額の基準
65歳未満 厚生年金の基本月額 + 総報酬月額   が 28万円以上
65歳以上 厚生年金の基本月額 + 総報酬月額   が 46万円以上

 

それぞれ、28万円・46万円を超えた場合、超えた額の半分が減額となります。

 

厚生年金の基本月額

→ 通知書などに記載されている「基本額」を12か月で割った金額

(例)基本額=120万円とすると12で割って、10万円。

 

総報酬月額

→ 4~6月の報酬を3で割った金額を等級表に当てはめた額

          + 

  1年間にもらえる賞与を12か月で割った金額

(例)4~6月の給料合計が75万とすると3で割って25万→※等級表の等級17で26万。1年にもらったボーナス合計が120万とすると12で割って10万。合計36万。

※等級表↓

等級表

 

 

 

ヒロヤス
65歳未満は28万円、65歳以上は46万円を超えると減額されるんだね。

 

そう。超えた額の半分が減額されるよ。
シン

 

アミ
でも、まだよくわからないわ。

 

具体的にシミュレーションしてみよう。↓
シン

 

 

いくら減額されるのか?シミュレーションしてみた。

 

 

ヒロヤス
仮に以下の例で計算してみよう。

 

例:A氏

・62歳

・厚生年金は、年間120万円もらえる

・4~6月の給料の合計90万円

・年2回のボーナスの合計120万円

 

 

厚生年金の基本月額は、

120万円÷12=10万円

 

総報酬月額は、

90万円÷3=30万円 →等級表から等級19の30万円

120万円÷12=10万円

30万円+10万円=40万円

 

厚生年金の基本月額と総報酬月額の合計は、

10万円+40万円=50万円

 

65歳未満の基準額は、28万円なので、

50万-28万円=22万円

 

超えた額の半分が減額になるので、

22万÷2=11万円

 

よって、A氏は毎月11万円の厚生年金受給額が減額されます。

 

もともと、厚生年金の支給額は月10万円でしたので、A氏が受け取れる厚生年金は0円です。

 

つまり、全額支給停止です。

 

 

ヒロヤス
あら~、全額支給停止なのね。

 

アミ
や~、A氏かわいそ~。

 

こういうこともあるから、制度についてはきちんと理解しておきたいね。
シン

 

 

ちなみに、全額支給停止だと、加給年金も停止になります。一部減額の場合は、加給年金は支給されます。

 

年金はもともと、退職した人のためのものだということで、在職老齢年金制度があるようです。

「なんだそりゃ!」と怒っている人も少なくないと思いますが、こういうことになっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

 

まとめです。

 

在職老齢年金制度とは、厚生年金を受け取りながら、厚生年金に加入して働き、一定の所得を超えると、年金の支給が減額または支給停止となる制度。

 

65歳未満は、厚生年金の基本月額と総報酬月額の合計が28万円以上が対象

65歳以上は、厚生年金の基本月額と総報酬月額の合計が46万円以上が対象

 

厚生年金の支給が大幅に減額、もしくは全額停止となることは、ふつうにあるので、事前によく理解しておく。

 

 

アミ
お父さん、知っといてよかったね!

 

ヒロヤス
うん。それでも、働くことになるのかな。

 

そういう人も、多そうだね。
シン

 

 

 

年金はすべての人が関係する制度ですので、よく理解しておくことが大事です!

 

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