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失業保険をもらうと、年金がもらえない!?中学で習った社会保障についても復習!

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人生100年時代と言われていますが、定年後も長く働くことを前提にライフプランを設計するのが一般的になっています。

そのため、定年をむかえて、再就職をしようと考える人は多いと思います。

そこで、再就職をするまでの間、失業保険をもらおうと考えている人もいるかと思いますが、ひとつ注意が必要です。

何かというと、60代前半で厚生年金をもらっている場合、失業保険を受け取ると、年金の支給がなくなることです。

 

ヒロヤス
え、そうなの?

 

平成10年までは両方もらえてたらしいんだけどね。
シン

 

ヒロヤス
社会保険のことは、実際よくわかっていないことがあるからな。

 

人任せにしないで、自分に関係するところから1つずつ理解していくことが重要だと思うよ。
シン

 

 

ということで、結論からいうと、60代前半で厚生年金と失業保険の両方をもらうことはできません。

これを機会に、中学校で習った社会保険の概要とともに理解しておきましょう!

 

 

 

社会保障の考え方

 

失業保険を学ぶために、社会保障の考え方から、サクッと振り返ってみましょう。

 

人間には、老齢・病気・失業など共通のリスクがあります。大昔は、すべて自己責任だったわけですが、このようなリスクに対して個人の対応だけでは限界がありました。

そこで、これら人間の共通のリスクに対して、国民全員で助け合おうということになりました。これが社会保障の考え方です。

 

日本の社会保障は、「公的扶助」「社会保険」「社会福祉」「公衆衛生」の4つの柱から成り立っています。中学校の公民で習いましたね。

 

失業保険(正確には、雇用保険の基本手当)は、この「社会保険」のなかに含まれています。

 

 

ヒロヤス
なるほどね。

 

アミ
「社会保障の4つの柱」って、勉強した記憶があるわ。

 

 

社会保険とは

 

万が一のことが起こった時のために、保険料を払ってリスクに備えるのが「保険」ですね。

社会保険は、国民の生活のために設けられた公的な保険制度です。

民間の企業が提供する生命保険や損害保険とは異なり、一定の条件を満たす国民は保険料を納める義務があります。

 

 

社会保険には、以下の5つの種類があります。

医療保険

年金保険

介護保険

雇用保険

労災保険

 

 

失業保険は、正確には、この「雇用保険」のなかの「基本手当」というものにあたります。

 

 

アミ
年金も、社会保険の一部なのね!

 

うん。常識だね。
シン

 

 

 

雇用保険とは

 

雇用保険とは

労働者が失業した場合や雇用の継続が困難になったときに、生活や雇用の安定を図るために必要な給付を行う制度。

 

労働者が失業したときの生活支援だけでなく、育児や介護などの理由で休業しなければならない場合も一定の要件のもと給付を受けることができ、定年再雇用などで賃金が減った場合などにも継続して就労できるように給付を受けることができる制度です。

 

雇用保険は国が管理を行い、実際の手続きや給付業務は各地のハローワーク(公共職業安定所)で行われています。

 

 

実際の給付はどうなっているのでしょうか。

雇用保険の失業等給付には、以下の4つがあります。

求職者給付

求職促進給付

教育訓練給付

雇用継続給付

 

 

ヒロヤス
雇用保険にも、いろいろあるんだね。

 

 

 

一般的によく使われている「失業保険」とは「求職者給付」であることが多いと思います。

 

 

 

求職者給付とは

 

求職者給付とは

失業した求職者が就職活動をする間の生活安定を目的として給付されるもの。

 

一般被保険者が失業した場合には「基本手当」、「技能習得手当」、「寄宿手当」、「傷病手当」が支給されます。

65歳以上の人が失業した場合には「高年齢求職者給付金」、短期雇用特例被保険者は「特例一時金」、日雇労働被保険者は「日雇労働求職者給付金」がそれぞれ支給されます。

 

 

一般的に「失業保険」という言葉で、よく使われているのは「基本手当」だと思います。

 

 

求職者給付の基本手当とは

被保険者が定年や倒産、契約満了等により離職した場合、求職の申し込みをハローワークに行うことで給付を受けることができる手当。

ただし、離職前に一定期間雇用保険の被保険者であることが条件。(この期間は離職の理由により異なる)

 

 

以上、「失業保険」のしくみについて、ざっくりと見てみました。

 

 

シン
大きくとらえると、こんな感じ。↓

社会保障(人間の共通のリスクに、みんなで協力して備えよう)

社会保険(よくあるリスクに、みんなで保険料を出して備えよう)

雇用保険(失業に備える社会保険)

失業等給付(次の職が見つかるまでの補助)

 

 

アミ
なるほど。勉強になったわ!

 

 

 

厚生年金と失業保険を両方もらうことができない理由

 

失業保険(基本手当)は、再就職の意思・能力があるのにもかかわらず職業に就くことができない場合の生活保障です。

一方、年金は、リタイア後の老後保障です。

失業保険と年金は支給する主旨が違うというのが、両方同時に受け取れない理由のようです。

 

とはいえ、平成10年より以前は、両方もらうことができていたようですので、年金制度の財政的な問題も大きく関係しているのではないでしょうか。

 

ということで、現在の制度では、60代前半で厚生年金をもらっている人は、同時に失業保険を受け取ることはできません。

 

 

ヒロヤス
もうすぐ関係する年齢だから考えておこう。

 

 

65歳以上はもらえることも

 

60代前半の人は、厚生年金と失業保険を同時に受け取れないということでした。

 

しかし、65歳以降に退職する場合は、雇用保険の高年齢者給付金を受け取ることができることがあります。しかし、これは「基本手当」よりも期間が短くなります。

 

 

シン
わからないことがあったら、ハローワークに聞いてみるのが手っ取り早いかも。

 

 

 

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