より良い自分を求めるすべての人のために

自由システム

初心者 株式投資

【名著】『敗者のゲーム』 初心者必読の投資本です!

投稿日:

 

 

 

今回はチャールズ・エリス著『敗者のゲーム』についてまとめます。

 

『敗者のゲーム』は1985年の出版以来、多くの投資家の支持を受け「運用哲学のバイブル」とされており、全米で累計100万部の超ロングセラーとなっています。

 

主に投資の基本的な考え方について書かれていますが、内容もシンプルでわかりやすく読みやすいです。

 

投資の入り口で間違わないためにも、特に投資初心者は必読すべき本です。

 

著者のチャールズ・エリスは、アメリカを代表する投資コンサルタントの一人で、投資関係における数々の重要な役職を歴任しています。

 

 

今回はこの『敗者のゲーム』の内容をまとめましたので、参考にしてください。

 

先に概要を示すと以下のようになります。

 

①インデックス・ファンドを活用して長期投資しろ

②資産配分を考え、投資方針を明確にしろ

③自分の投資方針を堅持しろ

 

それでは具体的に解説していきます。

 

 

①インデックス・ファンドを活用して長期投資しろ

 

 

 

 

仮にあなたが個人としては平均以上の投資家だとしても、市場平均以下の投資をしている可能性が高いです。

 

なぜかというと、株式市場は機関投資家(プロ)が支配しているからです。

「市場平均」は「プロの平均」です。

 

一般的な人より投資について詳しくても、プロの平均には遠く及びません。

 

初心者であればなおさらです。

 

そのため、『敗者のゲーム』ではインデックス・ファンドによる運用が推奨されています。

 

過去のデータによれば、インデックス・ファンドは、長期的にはほとんどのプロを打ち負かす運用成績を出しています。

 

研究によると、50年間で常に市場平均を2%以上上回るリターンを確保できたファンドは全体の2%しかありませんでした。

(個人投資家の結果はもっと悪い。)

 

長期で市場平均に勝てるのは、プロの中でもたった2%なので、そうとう厳しいことがわかります。

 

自分の得意分野でもいいので、世界のトッププロ上位2%に入ることを想像してみてください。いかに厳しいかがわかりますね。

 

この2%の可能性に賭けるようなギャンブルをしたくないのであれば、投資先はインデックス・ファンドにしぼられます。

 

プロでさえ市場平均に勝てないのだから、市場を忠実に反映する(つまり市場に負けない)インデックス・ファンドへの投資を考えてみるべきだということになるわけです。

 

そもそも市場に勝つことが投資ではありません。

 

市場の動きをそっくりそのまま再現するインデックス・ファンドは、トッププロの投資判断を一つにまとめたようなものです。

 

そのため、チャールズ・エリスは、インデックス・ファンドはいわば投資の「ドリームチーム」のようなものだと言っています。

 

しかも、現在は非常に低コストなインデックス・ファンドが出てきているので、少ないコストで効率的な投資をすることができます。

(低コストであることは運用成績において非常に重要)

 

 

インデックス・ファンドの投資範囲はどこまでかというと、チャールズ・エリスは国外投資を含むべきだと言っています。

 

投資先を国内に限定させる投資家が多いのですが、投資先を国内に限定するということは、自国が他国より有利というアクティブな判断の結果です。

 

一定リスクでリターンを最大化、あるいは一定リターン目標の下でリスクを最小化するためには、最大限の国際分散投資が必要となると述べています。

 

 

 

さらに、重要なのは長期で運用するということです。

 

投資においては時間が決定的に重要な意味を持ちます。

 

短期的に見ると株のリターンには大きな幅がありますが、長期で見るとリターンは一貫していることがわかっています。

 

1926年~2012年までのデータで見ると、株式の年率リターンはインフレ調整後で約6%でした。

 

つまり、どの時期に投資を始めても、長期で見ると年率6%のリターンが期待できたということになります。

 

短期では幅があっても、長期になつれて、株式のリターンはこれに近づくことになるのです。(平均回帰性)

 

これは投資期間を長くとればとるほどリスクが小さくなることを意味しています。

 

そのため、投資においては長期的な視点をもつことが非常に重要な意味を持つのです。

 

 

また、チャールズ・エリスは相場のタイミングを見計らうことはするべきではないと述べています。

 

S&P500のデータを使って過去75年間の結果を見ると、この間の株式リターンの大部分は、上昇率のベスト60か月に達成されていたそうです。

 

つまり、75年(900か月)のうちの60か月のタイミングを逃すと、ほとんどのリターンを逃すことになるのです。

 

900か月のうちの60か月は全体のわずか7%であり、これを見極めながら投資をすることは不可能です。

 

投資家は、このわずかな瞬間に市場に居合わせなければなりません。

 

よって、相場のタイミングを見計らう投資は考えない方がいいということになります。

 

一定期間に一定額を投資すること(ドルコスト平均法)で、ベストなタイミングを失うリスクを避けることができます。

 

短期的な相場の上下に関係なく、一定の運用ルールを守っていくことが重要です。

 

 

結論として、ほとんどの個人投資家にとって、インデックス・ファンドを活用して長期投資をすることが有益であるとなります。

 

 

アミ
「インデックス・ファンド」と「長期」がポイントですね。

 

 

②資産配分を考え、投資方針を明確にしろ

 

 

 

多くの個人投資家にとって、インデックス・ファンドを活用することが有益であることがわかりました。

 

そのうえで、自分の運用方針を明確にしていきます。

 

運用方針においては、資産配分が重要であると述べられています。

 

つまり、何にどれくらい投資するかという配分です。

 

イェール大学のロジャー・イボットソン教授の研究によると、投資リターンの90%以上は資産配分からもたらされ、銘柄選択やタイミングの効果は副次的なものであると言われています。

 

 

それでは資産配分をどのように決めればいいのでしょうか。

 

資産配分は、投資家それぞれのリスク許容度によって異なります。

 

生活防衛資金といわれる最低限ストックしておくべきお金がいくら必要なのか考え、それ以外から運用に回します。

 

また、それぞれの人生プランに応じてまとまったお金が必要になることもありますので、それらのことも考えておきます。

 

このように計画的に資金に余裕をもたせます。

 

投資は自分が許容できる範囲に留め、常に冷静でいられることが重要です。

そうでないと、暴落時などに不安に耐えきれなくなり、衝動的な行動をとってしまいやすいからです。

 

 

そして、先ほども見たように運用期間を長くとるほど、株式投資のリスクは小さくなることがわかっています。

 

そのため、どれくらいの運用期間を見込めるのかということは大切なポイントです。

 

株式と債券の比率をどうするかと悩む投資家は多いですが、運用期間を十分に長くとれるのであれば、株式で運用する方が効率的であると言えます。

 

長期投資の名著『株式投資の未来』によると15~20年以上の長期運用になると株式のリスクは債券のリスクよりも小さくなります。

(こちら参考に→『株式投資の未来』まとめ

 

 

もちろん、個人個人の運用の目的によって投資対象は異なってくるのですが、多くの個人投資家にとってインデックス・ファンドが有益であることは既に述べた通りです。

 

『株式投資の未来』の著者であるジェレミー・シーゲルも、国際インデックス・ファンドをポートフォリオの主軸にすることを推奨しています。

 

 

自分の経済状況を熟慮し、資産運用の目的に合わせて資産配分を決め、自分の運用方針を明確にしましょう。

 

そして、自分の運用方針は紙に書いておきましょう。

 

これは「本当に明確になっているかを言葉にして確認するため」と「忘れないようにするため」です。

 

書いておくことで、その場しのぎの方針変更を防ぎやすいです。

 

ここでつまずくと、後々運用にブレが生じて損をすることになりかねませんので注意しましょう。

 

アミ
いざ言葉にしようとすると全然できないことって多いですよね。

 

シン
いつでも即答できるくらい明確にしておこう。

 

 

③自分の投資方針を堅持しろ

 

 

 

自分の投資方針について突きつめて考え、明確にすることができたら、その方針を堅持して実行していきます。

 

投資において最も重要なのは、考え抜いた長期の運用方針を自己規律をもって、忍耐強く貫いていくことです。

 

これこそがこの本の要旨です。

 

とても単純ですが、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは次のように述べています。

 

「投資は単純である。しかし、単純なことを実行するのが難しい。」

 

この言葉は常に頭に入れておきたいですね。

 

 

しかし、実際には市場の暴落が起こったときに、この「単純作業」を継続できる人は少ないのです。

 

過去の暴落時においては多くの個人投資家が不安に耐えきれず、株を投げ売りして損を確定しているのが事実です。

 

こういったことが過去何度も繰り返されてきました。

データや自分の投資方針を忘れてしまうのです。

 

個人投資家にとっての最大のリスクは、暴落そのものではなく、恐怖に駆られて大底で損を確定してしまうことなのです。

 

 

株価が下がるとバーゲン価格で買えるのだから、理論的には長期利益にとってプラスとなります。

 

「魅力的な洋服を8割引とか9割引で安売りする店に背を向ける客はいないだろう。「バーゲンセールの時には買いたくない。値段が上がったら買う」などという客はいない。だが実際に、私たちは投資をする時、このような行動を取っている。」とチャールズ・エリスは、述べています。

 

 

また、多くの投資家に共通する特徴は、日々の株価の動きに引きずられることです。

理論的には株価変動のほとんどはノイズ、すなわち法則性のない無意味な動きであって、投資家は株価のノイズを無視するべきです。

 

 

このように見てくると、投資で成功するうえでの最大の課題は、感情をコントロールすることだということがわかります。

 

しかし、投資家を振り回そうとする情報があふれている現代社会において、冷静であり続けるのは簡単ではありません。

 

さらに、周りがパニックに陥ると、冷静な判断力を失いやすいものです。

 

自分だけは大丈夫と過信しないほうがいいでしょう。

 

 

常に冷静でいるためには以下のことが効果的です。

・過去の暴落の事例を学ぶ

・余計な情報を無視する

 

例えば、ITバブル崩壊やリーマンショックなどのときに、人々がどのような感情になっていたのか当時の資料から学習します。

 

そして、長期的には株式のリターンが一貫していることも改めて確認します。

 

また、現在は余計な情報があふれすぎているので、自分の方針をブラさないためにも意図的に余計な情報を入れないようにする工夫も有効だと思います。

 

 

いずれにしても、冷静に自分の運用方針を守りぬいていくことが成功への道です。

 

 

アミ
いざというときに慌てないように、事前に学んでおこう!

 

 

④まとめ

 

 

 

まとめです。

 

『敗者のゲーム』における主要メッセージは、

投資において最も重要なのは、考え抜いた長期の運用方針を堅持することである

ということです。

 

もう少し細かく分解すると、

①インデックス・ファンドを活用して長期投資しろ

②資産配分を考え、投資方針を明確にしろ

③自分の投資方針を堅持しろ

となります。

 

 

『敗者のゲーム』は個人投資家にとって非常に重要な投資の軸をもたらしてくれる名著です。

 

投資初心者はもちろんですが、ベテランの投資家であっても、改めて様々な気づきを与えてくれるでしょう。

 

すべての投資家にとって必読の本です。

ぜひ一読してみてください。

 

今回は以上です。

 

 

 

シン
こちらの記事もどうぞ↓

成功する投資信託の選び方!(つみたてNISAを使って小額から!)

『株式投資の未来』まとめ【決定版】

景気後退が近いと言われている中、投資を始めてもいいのか?

つみたてNISAのメリット(資産運用を始めようという人は必読!!)

【米国株・ETF】VOOを紹介!着実に金持ちになるS&P500投資!

 

 

こちらの動画(youtube)も参考にしてください。寝ながら聞けます。
↓チャンネル登録や共有をしていただけると、動画更新の励みになります。

(チャンネル登録者00人を超えました!ありがとうございます!)

 

ツイッターでも情報発信をしているので、こちらのフォローもお願いします!

 

-初心者, 株式投資

Copyright© 自由システム , 2019 All Rights Reserved.